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伊那谷ジグザグ隊 始まりました。

2009年4月18日(土) 19日(日)
伊那谷ジグザグ隊withクオリス 実施しました。
初夏のような陽気の中、整備地近くの方々や、隣の市などからも軽トラで参加がありました。
整備地にはまだまだたくさんの間伐したアカマツなどがあります。
5月にも実施予定です。よろしくお願いします。

谷をはさんで向こう側にジグザグ隊で薪用の間伐材を運びます。

こうした地形の場所でこそ、ジグザグ隊の力が発揮されます。



上の写真の場所を反対側から見たところです。

谷の向こうでワイヤーに吊るした薪用の材が、次々にこちら側に運ばれ(ワイヤーが林内作業車の動力で循環して動いています)、ワイヤーから外すと、そのまま軽トラの荷台に積み込まれます。





気持ちのよい季節だったので、昼食にはバウムクーヘンを手作り。

竹の棒に、少しずつバウムクーヘンの材料をたらしながら、伊那谷炭々隊で焼いた間伐材の炭で時間をかけて焼き上げます。


2時間近くかけて焼きあがったバウムクーヘン。

切ってみると、年輪模様ができました。

バウムはドイツ語で「木」、クーヘンは、「お菓子」という意味だそうです。

文字通り、木の模様のお菓子。


2008年6月7日。
伊那谷ジグザグ隊withフォレストコーポレーション 実施しました。
森林整備中の里山で、フォレストコーポレーションの工房信州の家に住む薪ストーブユーザーの皆さん、これから工房信州の家を建てる皆さんが参加。雨のため、急な日程変更でしたが、4家族10人が集まりました。
「子どもたちをまた森につれてきたい。是非また森の中で何か計画してほしい」「薪割りは楽しい」。
うれしい声を聞くことができました。この催しは、また計画してゆきます。

ここは、ナラ、アカマツ、カラマツ、サクラ、クリなどさまざまな樹種がバランスよく生えている里山です。

2月から森林整備を始めていました。

当初は歩きにくく、視界も開けない森でした。

今は、すっかり明るい森になり、このジグザグ集材によって、林床に残された間伐木をほとんど出すことができるため、さらに歩きやすい森になりました。



2台の薪割り機を借り、用意しました。

ジグザグ隊で集材された薪材を、その場で薪割りして、積み込みます。

この日は、軽トラ5台分の薪(ナラ、アカマツ、サクラ、クリ、カラマツなど)が、4時間余でできました。

「また、子どもを連れてきたい」。
気持ちのいい森の中で、この言葉に出会えたことも、ほんとうにうれしいことでした。





子どもたちができる仕事も、ちゃんとあります。

使ったヒモを、10本ずつ集めて片付ける作業を、もくもくとしてくれました。

ありがとう。

お父さんが重たい薪や木を運ぶ姿、きっとしっかりと見ていたね。



2008年3月16日。一般参加者も対象にした『伊那谷ジグザグ隊』実施しました。
会員を含め、参加者9名。見学者3名。
間伐した森の中から、ジグザグ集材によって、軽トラ約8台分相当、薪に換算すると400束余を搬出することができました。


玉伐りした薪用の材が次から次へと流れるように搬出されます。
この日、間伐中の森林内に張り巡らせたジグザグ隊のワイヤーは150メートル余。
一週間前の会員向けジグザグ隊からさらに道具を進化させ、ワイヤーに薪材を吊り下げるためのフックを森の座オリジナルで発注、製作してもらいました。
おかげで、作業効率があがり、参加者の皆さんには、楽しい汗をかきながら、ご自宅の薪ストーブ用の薪を集材していただくことができました。
1.5メートルほどの長い材も搬出できました。
このジグザグ隊は、工夫すればこれまで搬出困難だった場所からも、間伐材を搬出できる可能性が広がることを、実感しました。

たくさんの人が関わることによって、地域の山に関心が集まり、間伐材の利用促進につながります。
たくさんの人が関わることができるジグザグ隊はその一歩としてとても有効な手段です。

参加者の軽トラは、あっという間に薪材満載となりました。

「山を持っているが、どのように整備していったらいいかわからない。これからこういう機会に参加して、技術を身につけたい」
「仲間と間伐している山があるが、搬出困難。この方法なら、きっと搬出できる。やってみたい」
「ジグザグ隊を体験して、またやってみたい、と思った。これは楽しい」

この日の参加者の声です。
この日は、森の座にとっても、新しいうれしい一歩となりました。

また、地域の皆さんとともに、ジグザグ隊を実施する計画です。


NEW!!

2008年3月9日。
森の座が森林整備をさせていただいている里山で、会員さん向けの『伊那谷ジグザグ隊』事業を実施しました。
張り巡らせたワイヤーにジグザグ滑車をつけ、動力はキャタトラ。
間伐したアカマツを皆で薪材の長さに伐り、ジグザグ滑車で軽トラックの近くまで搬出しました。
はじめてこの搬出方法を体験した会員さんたちは、「これは使えるね」。実感です。


木々の間を、ジグザグ滑車を通って、薪ストーブ用の材が運ばれてゆきます。


ジグザグ集材の動力はキヤタトラです。
写真のキャタトラの左前方に、ジグザグ集材用のワイヤーが張り巡らされ、キャタトラの動力で、薪用の材が吊るされたワイヤーが動いています。


ワイヤーから薪材をはずし、そのまま軽トラックの荷台へ。
この方法なら、簡単にたくさんの薪材を集材することができますね。

積み込んでいる薪材は、ここから20メートル以上も林の中へ進んだあたりで伐採されたもの。
ワイヤーに吊るし、ジグザグ滑車を通って、キャタトラの動力でここまで運ばれました。

一人でも多いほうが作業がはかどります。そして、一人でも多いほうが楽しい。それを実感できる集材方法です。


ジグザグ滑車。
たのもしい存在です。

2007年12月23日。
伊那市のますみケ丘平地林の中でおこなわれた薪イベントの中で、ジグザグ隊の活動を紹介しました。
この日は、薪ストーブユーザーの皆さんが平地林で伐採したアカマツなどを、自分たちで薪にして、運ぶイベントです。
その森の中にジグザグにワイヤーを張り巡らせ、ジグザグ隊の出動となりました。


集まった皆さんに、ジグザグ集材の説明をしました。
早朝まで雪模様でしたが、この頃にはすっかり晴れて、山の中の気持ちのいい空気の中で、ジグザグ隊のデモンストレーションのはじまりです。
アカマツ林の中に、前日のうちにワイヤーを張り巡らせて準備。
キャタトラの動力を使って、薪用の木を集材します。
ジグザグ集材の大きな戦力、ジグザグ滑車です。
この滑車がほぼ水平に持ち上がるまで、ワイヤーをピンと張ります。
少し前まで、このジグザグ滑車を使った集材が主流だったそうですが、大型機械が主流となった今、ほとんど生産されていないそうです。
今回の集材にあたり、苦労して手に入れました。
先人たちの知恵が詰まった貴重な道具だと思います。
ワイヤーに木を吊るすための道具。

ワイヤーには、細いワイヤーで作った吊り具をつけます。

まず、ヒモで木をくくり、その先につけたカラビナで、 吊り具にぶらさげます。

吊るす方法は、他にもまだありそうです。
どんな方法が効率的か、これからみんなで考えるのも楽しそうです。
ワイヤーにくくりつけたヒモに、薪材をぶらさげます。
ワイヤーを張ったり、ジグザグ滑車を設置したり、動力となるキャタトラを設置し、動かすのは、もちろん技術が必要です。
でも、こうして、薪の大きさに切った材をワイヤーにくくりつけ、運ばれてきた材を回収する作業は、それほど難しいものではありません。
森の中で、こんなに楽しい作業があったんだ。
こんなに楽しく、家族みんなで、冬のあたたかさの準備ができるんだ。
きっと、そんな気持ちになれるはずです。

「あ、きたきた」

2007年9月吉日。
林内集材機(キャタトラ)が納車になりました。
伐採した木を山から出す大きな大きな力が仲間入りです。
これを有効に使って、間伐材をできるだけ山の中から出す仕組みに取り組みます。
これが大活躍するには、たくさんの人の力も必要です。
よろしくお願いします。
オレンジ色のかわいらしい車体のキャタトラです。
これから一緒に山で働きます。
この日伐採したナラとキャタトラ。

少しずつ試運転を始めています。
キャタトラは、平成19年度地域発元気づくり支援金の決定を受け、仲間入りしました。
この支援金は「豊かさが実感でき、活力あふれる輝く長野県づくりを進めるため、市町村や公共的団体が住民とともに、自らの知恵と工夫により自主的、主体的 に取り組む地域の元気を生み出すモデル的で発展性のある事業に対して、支援 金を交付する」(長野県HPより)ものです。

よろしくお願いします。

特定非営利活動法人 森の座
長野県伊那市狐島3705-5
〒396-0014 TEL&FAX0265-78-1425

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